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神様と真の父母様に侍ることだけが この国と世界が生きる道

神統一韓国のための救国救世祈祷会

天一国 9年天暦 11月 2日

(2021.12.05.)

尊敬する宗教指導者、全世界でこの時間に共に救国救世と神統一韓国を念願し精誠を捧げておられるすべての方々に創造主・神様、天の父母様の無限なる恩寵がありますことを懇切に願います。

創造主・神様は人類の天の父母様であられます。創造主は美しい地球の天地万物を創造されました。陰陽で動物世界まで創造され、人間始祖となり得る男性と女性を創造されました。そして人間には成長期間という時間、自由をくださいました。しかし残念なことに人間は成長の完成を見ることができずに、堕落してしまいました。数千年の人類歴史が過ぎゆく間、戦争と葛藤、あらゆる分野で一つになることができずに、利己主義的な世界を生み出しました。

特にコロナパンデミックにより、人類はより多くの面で疎通の自由を失いました。強大国は強大国として自国の利益を優先するため、貧しい国々はより一層困難に直面しています。今日、人類は切実に、どこかに希望の国はないのかと願っています。そして創造主が人類の父母であるならば、どうしてこの悲惨な人類をそのまま放置しておられるのかと思うことでしょう。

創造主・神様の本質を知ってこそ…

皆さんは創造主の本質が分からなければなりません。創造主は全知全能であられます。永遠性をもってすべての創造物を創造されました。そのために人間に責任分担が残ったのです。堕落した人類、父母を失った孤児のような人類を救うために、天は地域に合った宗教を許諾され、今日大きく4大宗教が現れてきています。いま創造主・神様が摂理の完成を見ることのできるこの時点に、すべての宗教は、出発した地点から終点の前まで来ました。まるで多くの支流の川筋が巨大な滝を成して一つとなり大洋に出て行くように、今日堕落した人類を善導して来たすべての宗教は、創造主・神様の本質を知って一つになる道に進んでこそ、彼らの宗祖たちの目的も達成されるのです。

神様は堕落した人類を救援するための救援摂理歴史をされました。その例として、イスラエルという選民を選ばれ、4000年という遥か長い歳月を通して蕩減復帰をしてこられました。そしてついに、この国が国家的な基盤に至った時、独り子イエス・キリストを送ってくださいました。堕落した人類の中で、「独り子」であると言われました。「私の息子」と言われたのです。ところで問題はイエス様を中心とする周辺の人々、マリヤ、ザカリヤ家庭、ユダヤ教、イスラエル民族（ユダヤ民族）は、それほどに待ちに待ったメシヤが来られたのですが、分からなかったのです。

メシヤ一人だけではいけません。神様の創造は男性と女性でした。それでは男性、独り子が誕生したならば、独り娘を迎えなければなりません。しかしそうなれずに、イエス様はすべてを失った立場で、十字架で亡くならざるを得ませんでした。そのような状況の中で「また来る」と言われました。また来ては「小羊の婚宴」をするというのです。このことは、イエス様の使命は人類を救うことのできる真の父母の位置に進まなければならなかったということです。

天に選ばれた韓民族

天は必ずみ旨を成就しなければなりません。そのために、はるか昔から韓半島に韓民族を通した選民思想が伝わってきました。韓民族は一回も隣国を侵略しませんでした。彼らは戦争を嫌い、天を敬っていたので、白衣民族と言いました。そして戦争を避けてきたので、韓半島まで下ってくるようになったのです。天の摂理は奥妙です。この国は一度も平安な時がありませんでした。第2次大戦直後に韓半島は南と北に分かれました。民主と共産です。しかしこの民族には敬天思想があったので、キリスト教を受け入れるにおいて、世界のどの国よりも熱烈でした。

日本の圧政下に独立運動を願いながら万歳を叫んだ柳寛順烈士は、当時16歳の少女でした。天は堕落の陰がないこの純潔な少女を祭物として受けられました。しかし韓国のキリスト教はイエス様の本質も分からず、創造主・神様がどのような方であるのかが理解できませんでした。

神様の祝福によって建国されたアメリカ

イエス様の十字架の後に、聖霊の役事によって出発したキリスト教は313年、ローマに公認され、ヨーロッパ大陸を越えて島国のイギリスにまで伝わり、世界へと伝道が始まりました。しかしキリスト教の歴史についてみる時、使徒たちによって書かれた聖書を読んで、多くの葛藤と問題が巻き起こり、主張する内容によって勢力が分かれるようになります。そして天に侍り「また来る」と語られたメシヤを待っていた篤実な新教徒（プロテスタント）を中心とした清教徒運動が起きるようになりました。

そしてヨーロッパの規制の中にいるよりは、神様に自由に侍り得る新天地に向かったピルグリム・ファーザーズによってアメリカが建国されます。彼らは神様にまず侍る運動を実践しました。教会を最初に建て、次に青少年を教育できる学校を建て、その次に自分たちが住む家を建てようとしました。そしてアメリカという巨大な国に成長させる一助となりました。天はアメリカの側に立ってくださいました。天はアメリカだけのためのアメリカではなく、アメリカを天の前に責任を果たし得る国になることを願われて祝福されたのです。しかしアメリカは建国後200年を過ぎる頃には多くの問題を抱えていました。共産化しそうな緊迫した時点がありました。誰一人、アメリカの百万長者さえも思いがおよばなかった時に、戦争を経験したこの小さな国から来たレバレンド・ムーンは、巨大なアメリカを生かす運動に進み出ました。

その時アメリカは家庭破綻、青少年、麻薬問題で、到底言葉にできない危機に直面していました。その時レバレンド・ムーンは「アメリカが病気にかかったので、私は医師として来た。アメリカに火事が起きたので、私は消防士としてきた」と、50州を巡回講演しながら、多くの支持者と義人たちに出会いました。アジアから来た名もない人物が、わずかな期間でアメリカの青年たちを揺り動かしました。ヒッピーや自分勝手に生きている青年たちをキリスト教精神で教育し、真の愛を実践する伝道師として世界各国に送りました。その時が1975年です。そして今日まで伝道の地で大活躍をしている伝道師たちは年をとり、いまや 80になろうとしています。彼らはそれほどに待ちこがれて人類を抱こうと苦労しておられる創造主・神様、天の父母様の願いを成し遂げて差し上げるために走っています。

独り娘・真の母と一つになることだけが  国と民が生きる道

天の父母様の夢は、地上で真の父母と共に、人類が子女として、幸福で愛に満ちあふれて生きることです。天の父母様はそのような地上天国を設計されました。堕落した人間にとって、神様の前に直接進み出ることのできる道はありません。人間の中で勝利した真の父母を通じてのみ、天の父母様の前に進むことのできる道があるのです。私たちは一つになることを願っています。失った自由と平等、幸福、統一を願っています。人間中心では限界があると言いました。平和世界は、人間中心では来ません。宇宙の根本であられ、人類の父母であられる天の父母様に侍る道においてのみ、平和世界を成すことができます。その父母様の前に進み出る道を開いてくださる方が真の父母です。

言い替えれば、真の父母に侍ることだけが、この国と世界が生きる道です。先ほどお話ししました。すべての宗教は終点に来たとお話ししました。終点に到着したら、降りなければなりません。降りない人は過去にいるのです。降りなければなりません。真の父母によって新しい時代、基元節が宣布され、天一国が安着しました。

もうすぐ真の父母を通して地上で天の父母様に侍ることのできる聖殿が、2023年に完工します。旧約時代にも、新約時代にもなかった事件です。真の父母だけができることです。いまこの民族を指導している霊的な超宗教の指導者の皆さんは、天の摂理が分かり、天の秘密が分かったので、どのようにしなければならないでしょうか？ 失われた孤児のような人生を生きた人類歴史 6000年目にして父母に出会ったのに、何が障害物になりますか？ どうして勇気が出ないのですか？ 何を躊躇するのですか？ 皆さん全員が希望の国、天一国の天寶、美しくて貴重な宝石となる天一国の民になるように願い、きょう私の衣装として、緑色の服を着ました。

今、人間の無知によって地球が病んでいるではありませんか？ 先進国はカーボンニュートラルと言って努力をしていますが、天の父母様に侍り、一つになった立場で、一つ一つ間違ったことを直しながら本然の状態に戻していかなければならないのが、今日この時代に生きている私たちの責任です。人類歴史は語っています。今まで人類歴史は男性中心で来ました。宗教も同じです。しかし今日、政治やすべての面で母性愛の心を持ってしなければならないという結論を下しています。そうです。摂理の完成は独り娘・平和の母からはじまったからです。聖書のみ言でも「聖霊に対して言い逆らう者は、この世でも、きたるべき世でも、ゆるされることはない」（マタイ12・32）と書かれてます。最後です。皆さんは終点に来ていて、いまや独り娘・真の母と一つになることだけが、皆さんと皆さんの国と民が生きる道であることを肝に銘じてくださるように願います。