グッドラック・ジョナサン 前ナイジェリア共和国大統領
愛する韓鶴子真のお母様。尊敬する貴賓、大統領閣下、各国の前・現職の国家元首及び首相の皆さま、天宙平和連合トーマス・ウォルシュ世界議長、そして、紳士淑女の皆さま。 今日、新型コロナウイルスのパンデミックをはじめ、気候変化、葛藤、飢餓に至るまで、21世紀の人類が直面している深刻な課題を克服するための方策を模索する今回の希望前進大会で演説ができることを大変嬉しく思います。
文鮮明総裁の聖和の後、偉大なるリーダーシップによって天宙平和連合の驚くべき飛躍を共同創設者であられる韓鶴子総裁に敬意を表します。今回の希望前進大会は2012年9月3日、文鮮明総裁が聖和されてから正確に8年目を迎える月に開催されています。全知全能であられる神様が文鮮明総裁に永遠なる安息をお許しくださるようお祈りいたします。
また、恒久的な世界平和の実現のために孤軍奮闘する世界平和頂上連合と天宙平和連合の指導部とスタッフの皆様に感謝の意を表します。また、現在のような危機的な時期に、この希望前進大会に参加して下さった世界の指導者の皆さまに感謝の心を込めてご挨拶させていただきます。
本日の希望前進大会が開催されたこと自体が、世界的な諸問題を平和裏に克服し、国際社会の発展を促進するための世界の指導者たちの献身と情熱がどれほどのものであるかを示しているといえます。人類一家族という共通の土台の上に、市民同士の連帯を促進することができれば、より良い世界を実現することができます。
新型コロナウイルスのパンデミックは全世界に混乱をもたらしました。そして、この混乱によって、感染した人々だけでなく、家族や友人など、私たちの愛する人々が打撃を受けました。
パンデミックは医療従事者、学校に通うことができない学生、そして就学児童を持つ父母をはじめとし、愛する人々を失った人々、職を失った労働者、倒産した企業等、社会の様々な分野に影響を及ぼしました。そして、各国の医療体系は限界を迎えつつあり、また同時に経済的失速が続いています。
ですが、今日私たちは今この時期が世界の変化の始まりであるということを、互いに激励しあうために、この場に集いました。このような時期に、私は世界平和頂上連合の共生・共栄・共義の核心価値の重要性を強調したく思います。そして、アフリカの未来を懸念するアフリカ頂上連合の議長として、世界の指導者たちがこの核心価値に対して、深く考え、省察して下さるようお願いします。このような努力は紛争の終息、災害への対応、経済発展のための現実的な解決策を模索する上で大きな力となることでしょう。
今回のパンデミックを通して私たちが得た教訓は、共生を追求することの重要性です。私たちが力を合わせれば、否定的な影響を逆手にとって、肯定的で新たな発展の方策を見出すことができます。今回の希望前進大会の主催と天宙平和連合が追求する「為に生きる人生」と頂上連合が実践する共生・共栄・共義の価値は、国際的な調和を実現するための必須要件であるために、どれほど強調してもし過ぎることはないのです。
共生・共栄・共義の価値は何を私たちに教えてくれるでしょうか？私たちが協力し、強い連帯を示せば、未来において同様の災厄が訪れたとしても、今のような状況に陥ることはないでしょう。したがって、私たちが一つとなり、和合と相互協力の精神を受け継ぎ、新型コロナウイルスによる被害を克服するために努力する国々に救いの手を差し伸べる必要があります。
私が議長を務めるアフリカ頂上連合は、世界の指導者たちがこのような「為に生きる人生」の哲学を採択し、各国で発生している紛争の解決と終息に向けて、この哲学を適用することができるよう積極的に働きかけてまいります。これによって、アフリカの国々はもちろん、全世界の国々の成長と繁栄がもたらされることを願っています。このような、「為に生きる」原理を基盤として、平和で正義に満ちた世界を実現するための努力を共に続けてまいりましょう。
この希望前進大会によって、善い変化がもたらされることを願っています。ありがとうございました。
