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天の摂理から見た終わりの日の選民の責任

新しい生命の誕生と神統一韓国時代安着希望前進大会　み言

 

天一国7年10月17日（陽暦2019.11.13）

麗水・鎮南（チンナム）体育館

                                                                                                         

尊敬する国内外の指導者、平和大使、愛する家庭連合の食口の皆様、特にきょう祝福を受けた祝福家庭の皆様、愛しています。

 

選民の責任とキリスト教を中心とした大西洋文明圏時代

私はきょう「天の摂理から見た終わりの日の選民の責任」についてお話ししようと思います。創造主・神様はご自身のかたちに似せて天地万物を創造され、最後に人間始祖となる男性と女性を創造されました。人間には成長期間を与えられ、創造主・神様がご覧になって「今あなたたちはすべて成熟した」というその位置まで出てくるように待っておられました。しかし人間はそのようになれませんでした。それで今日の堕落した人類をつくり出したのです。そのため、悠久なる歴史を通じて人間は平和世界を追求してきたのに、結論はいつも、戦争や葛藤で綴られてきました。

天は全知全能であられます。始まりと終わりが同じであられるのです。失敗はあり得ません。問題は、人間に責任を与えられたことにありました。それゆえに、天は堕落した人類をそのまま放っておけず、救援摂理歴史を始められるしかありませんでした。そうして天は、堕落した人類の中でも善に近い民族を選ばれて、蕩減復帰の救援摂理歴史をなさいました。その民族が、私たちが聖書で見るユダヤ民族です。

その蕩減復帰摂理がどれほど困難であったら、個人から国家的基盤が形成されるようになるまで、4000年もかかったでしょうか。しかも、イスラエルという名で摂理をしたその時期は、BC17世紀以降になります。それから送られると言われたメシヤを迎えるまでは、2000年が過ぎました。このような長い期間を通して蕩減した位置で「私の息子である」と言うことのできる独り子、イエス・キリストを送ってくださいました。

ところがどのようになりましたか。イスラエル民族はそれほど待ち望んだメシヤを迎えたのに、イエス様を見分けられませんでした。言い換えると、創造主・神様に対する本質が分からなかったのです。人間的な考えで、結局はイエス様を十字架上に追いやりました。計り知れない困難で待った結果として現れたのに、光を見られないイエス様をご覧になる天の父母様の心はどれほど痛まれたでしょうか。イエス様は十字架で亡くなられる状況の中で「再び来る」と言われました。初期には多くの迫害を受けました。聖霊の役事で復活した使徒たちによって聖書が書かれ、キリスト教が出発するようになりました。 313年、ローマに公認され、イタリア半島をはじめとしてヨーロッパ大陸を経て島国英国にまで行くようになり、英国といくつかの国を中心とした大西洋文明圏の時代に進むようになりました。そうして聖書を持って世界に出ていきました。しかし、結果はイエス様の本質が分かりませんでした。「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」というみ言はどこかへ行き、利己主義と自国の利益を優先とする、奪ってくる文明圏を作り上げました。そのようにして大西洋文明圏時代は沈んでいきました。

キリスト教は、人間中心である思いと思考によって自分たちが作り出した囲いの中で信仰を強要するようになり、多くの分派が誕生しました。どうして神様を信じるキリスト教の中から「神は死んだ」という共産主義が出てこられるのですか。今日までキリスト教文明圏は多くの失敗をしました。人間中心の思考では、神様に出会うことができません。

 

真の父母の顕現と韓民族の使命

「再び来る」と言ったメシヤが来られて「小羊の婚宴」をするというのです。そうであれば、キリスト教文化圏は何を探して準備するべきでしょうか。原因も明らかでなく、結果も分からない立場で、「私は正しい。あなたは間違っている」と言える資格はありません。

神は人間始祖を通して、完成された人間の祖先を通して人類の真の父母になろうとされました。それが創造主・神様、天の父母様の夢でした。しかし過って堕落した人間としては、天の父母様の前に進み行くことができません。人類の中で勝利した真の父母が出てきて、重生、復活、救援してくれる摂理が祝福結婚です。上下高低にかかわらず、誰でも真の父母による祝福を受ける立場でなければ、神様の前に進み行くことができないのです。

天はイスラエル民族を通して、メシヤ、イエス・キリストを送ってくださいました。しかし、責任を果たせなかったイスラエル民族となりました。責任を果たせなかったイスラエル民族がどんな蕩減を払ったか、私たちは歴史を通じて知っています。

それゆえ、その時に現れなかった独り娘を誕生させることのできる新しい選民の国を、天は選ばれました。その国がアジアの大韓半島、韓国です。 1943年に独り娘が誕生しました。1945年に解放となりました。1950年に6・25動乱が起きました。神の創造の原則について見ると、人間には成長期間を与えられたとあります。そうであるならば、1943年に生まれた独り娘が成長できる時間を下さらなければなりません。

その時の状況は、南北が民主主義と共産主義に分かれた立場から、韓国は北朝鮮と向き合える準備ができていませんでした。1950年に6・25動乱が起きました。どのように天の摂理が始まったのでしょうか。天は私に成長できる時間を下さらなければなりませんでした。それで、思いもしない、奇跡のように国連の16カ国が参戦しました。これは人間の力ではありません。天が共になさったため、16カ国の善なる血をこの国で流しました。聖戦だったのです。

この世でも恩恵を受けた立場では恩恵を返さなければならず、また返そうと最善を尽くします。この韓国が世界の前に恩恵を受けたのに、これまで多くの為政者たちが出てきましたが、彼らに対する礼遇と感謝の表示を国家的な次元で満足にできませんでした。それゆえに文総裁と私は真の父母である故に、韓国戦（6・25動乱）に参戦して残っている勇士たちが霊界に行く前に、最後に彼らを慰労して感謝の思いを表すようにしました。リトルエンジェルス芸術団を通して慰問公演をし、彼らを慰労しました。

彼らがこの国に滞在した時間は短かったのですが、この国を忘れられず、恋しがり、愛している姿を見ました。なぜそうなのでしょうか。人間の本心は天を向いています。善に向かっています。それゆえに彼らは永遠に韓国を愛します。

今この民族、この国、この民は、世界に向かってありがたさと感謝の思いで責任を果たすべき時だと思います。皆様の努力と精誠で、世界76億の人類を独り娘・真の母の在世時に祝福し、祝福の行事を全世界的に成し遂げなければなりません。彼らが天の前に孝子孝女、忠臣の道を行けるよう愛を施さなければなりません。そのためには、この国の為政者たちが独り娘・真の母の教育を受けなければならないのです。解放後、この国に多くの指導者が出てきました。しかし彼らは天に侍られなかった状態で、人間の考えによってこの国を引っ張ってきたので、結果は名誉あると言えない道を行きました。

 

アジア太平洋文明圏時代を先導する神全羅国になれ

先ほどの題目が「終わりの日の選民の責任」と言いました。今は、もうこれ以上待ってあげることができません。真実は明らかにされなければならず、独り娘・真の母と共に行く道だけが結論です。皆様が念願する統一韓国は、為政者だけを中心としてはいけません。きょう祝福を受けた祝福家庭たちのように、この国のすべての民が祝福された家庭として、天の父母様に侍った立場で、南北が一つになれる道を開いていかなければなりません。

そのため、皆様一家庭一家庭の責任が重大です。きょう祝福を受けた祝福家庭の皆様が氏族のメシヤになる道を行かなければならないのです。皆様だけでなく、皆様の子孫たちにおいて、その道を行くことができるよう教育しなければなりません。この世の76億人類がみな天の父母様が抱くことのできる真の子女としての道を行けるよう、その立場まで進み出られるように導くことが、先に祝福を受けた祝福家庭たちの責任です。

どれほど偉大な運動でしょうか。私の家庭一つによって、76億の人類が天の父母様の子女として、これ以上戦争と葛藤のない平和世界である地上天国を成すことができます。ところが、これまでのキリスト教文明圏と大西洋文明圏は失敗しました。

しかし、独り娘と独り子を誕生させたこの大韓半島を中心として島国と大陸が一つになり、アジア・太平洋文明圏時代を開いて、力強く私たちの二世と三世たちが世界に向かっています。そのような偉大な運動が特に麗水の海洋を通じて太平洋に進んでいかなければなりません。太平洋圏のすべての国々が独り娘・真の母を中心とした人類一家族の夢を実現して、真の生命、真の愛を創出する偉大な波に従って地球星を抱いても余りあるのです。そのような位置で、これまで無知な人間たちによって破壊された環境圏と海洋圏の資源を蘇らせ、本来創造主が創造された当時の健康で美しい地球星をつくり出すことに先頭に立つ皆様祝福家庭、神全羅国となることを祝願します。